キャットフードの原材料(肉副産物・ミート副産物)

キャットフードの原材料に「肉副産物」や「ミート副産物」と記載されているものがあります。肉副産物とは、肉以外の内臓や血液などの部位です。つまり人の食用では使わない部位を加工処理したのが肉副産物です。

人が食べない部位と言うとどこか有害なイメージがあるかもしれません。しかし、猫は元来肉食で、野生の猫は捕獲した獲物をしっぽまで丸ごと食べていました。内蔵にはビタミンやミネラルが含まれているので、丸ごと食べることで栄養のバランスを保っていたのです。

ペットの健康志向が高まるにつれて、「肉副産物」に対するイメージが悪くなっています。それは、「4Dミート」と呼ばれる粗悪な材料が使われている可能性があるからです。4Dミートとは、「Dead(死んだ)」「Dying(死にかけている)」「Diseased(病気の)」「Disabled(けがをした)」動物の肉のことです。しかし、全ての肉副産物が4Dミートを使用しているわけではありません。あまりにも安いキャットフードには注意が必要ですが、一般的なキャットフードでは、まずその可能性は少ないでしょう。

大手のメーカーでは、製造過程での洗浄・殺菌・加熱処理をしっかりとおこなっています。肉副産物でも安全してネコちゃんが食べられるように作られているのです。

「ヒューマングレード(人が食べられるレベル)」のプレミアムキャットフードも人気になっています。確かに人が食べられる原材料なら、飼い主にとっても安心なものです。しかし、価格が高く、毎日の食費としては負担が大きくなります。

肉副産物に使われる内臓は、保存性が悪いのでほとんどが食肉販売業者のセリの前に処分されてしまいます。つまり、販売業者を通さずに安く仕入れることができます。このことで、日常食べるキャットフードとしては、お手頃な値段で提供できるのです。

愛猫の健康維持を考えることは大切ですが、経済的な負担も考慮しなければ愛猫との暮らしも楽しくはありません。どこまでが安全なのかをきちんと理解して、愛猫に合ったキャットフードを選ぶようにしたいものですね。

【参考文献】
与えるキャットフードの品質について
http://www.filmworks-online.com/005.html

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